デギュスタシオン
夜中に音楽をかけながら一人でお酒を飲むのもいいものです
最近よく聴いてるのは
ジャズ好きの若者に絶対的支持を集める菊地成孔の
デギュスタシオン・ア・ジャズ
このアルバムで彼は
過去、ジャズは戦争に荷担してきました。また、過去、ジャズは戦争に反対してきました
21世紀のジャズは果たしてどうするのでしょうか?という問いのもと
様々な実験的試みをしています
その結果、難解なアヴァンギャルドな作品に仕上がってしまっているのですが・・・・
理解できなくても聞いていて心地よい音楽です
まぁこの人、ジャズに興味ない人にとってはカヒミ・カリィやUAのバックとしてのほうが
有名かもしれませんが・・・
彼の創作意欲をかきたてたのが、とある料理
スペインにある世界的に有名なレストラン「エルブジ」の料理です
デギュスタシオン(フランス語で試食の意)というスタイルをとり
ほんの少しずつの40皿にもおよぶ内容となってます
既存の料理を科学的に分析し、解体→解釈→再構築を経て新しいカタチにする料理
それは現代哲学を具現化した芸術とも言われるほど。
そこからインスピレーションを得て
新たな芸術を生み出す菊地成孔もすごい
料理から音楽が生まれる
ほんとすごいなー
by il-cuore | 2006-04-04 02:31 | その他 | Comments(0)